日本の医療について考えるブログです

医療費とは

投稿日時:2018-04-10 15:30

医療費には、病院や診療所などの医療機関でかかった費用はもちろん、病院で処方された薬をもらう調剤薬局にかかった費用も含まれます。

私は30代を過ぎたあたりから、高血圧、痛風、ヘルニアと順々になってしまい、それまで行かなかった病院に行くようになってしまいました。診察だけなら1,000円くらいで済むんですが、毎回薬代が5,000円くらいかかります。いくら医療機関でかかった費用は安くても、薬代が高いと年間の医療費は馬鹿になりません。

またこれはあまり知られてはいませんが、医療機関で出された処方箋はその診察を受けた日から数えて4日間しか有効じゃないんです。これを過ぎると調剤薬局へ行っても処方してもらえません。

処方してもらうためには、再発行か再度診察してもらう必要があるんですが、再発行の場合は保険の適用外になってしまい医療費が高額になってしまいます。なので、期間切れもしくは紛失してしまった場合は、再度診察してもらい新たら処方箋をもらう方がいいでしょう。

一押し

医療の世代格差とコンビニ受診

投稿日時:2017-06-27 14:27:49

日本は少子高齢化が進み、それに伴ってどんどん医療費が上がっていきます。高齢者になるほど医療にかかる機会が増え、そしてその負担は若者に重くのしかかります。日本の医療はそれでも世界から見ればかなり安く、気軽に医療機関に受診できる環境にあるのですが、その安さや気軽さを享受できないほどに今の若者は追い込まれているという見方もできます。

医療費の窓口負担が少ない高齢者が、気安く病院に着ては病院の待合室を仲間内のサロンのように利用していたり、必要がないのに希望する量の薬をもらえるまでセカンドオピニオンを繰り返したり、といったことも珍しくはないのです。生活保護者が必要以上に受診するなど、医療費負担の少ない世代の一定層が医療費を無駄遣いし、病院の待ち時間を長くしてしまう問題もあります。

また、長すぎる待ち時間や仕事への影響を嫌い、本来緊急性の高い患者を受け入れるための救急外来にやってくる「コンビニ受診」をする軽症患者も問題となっています。こういった患者はそもそも医療機関での治療の必要すらない患者であることも多く、医療行為を断ることでモンスターペイシェント化することもあり、医療機関の負担になっています。

日本は整った医療体制に対し、医師が少なく、そして必要のない無意味な受診が多いことが、医師・患者双方の問題を増長しています。たとえ医療費の助成が受けられる立場でも、本当に受診が必要な状況かどうかなど、患者側でも改めて意識を改革する必要がありそうです。

フリーアクセスと国民皆保険について

投稿日時:2015-11-19 14:11:57

フリーアクセスとは、患者側が、自分の行きたい病院などの医療機関に行けるというもので、近くの病院から大病院まで、自由に行けることができます。国民皆保険というのは、一言で言うならば、「場所を限定せずに治療出来る」ですね。どこでも同じ料金で診療を受けれるので、良い医者に巡りあうことが可能です。

この、日本のフリーアクセスと国民皆保険などの日本の医療保険は世界でトップクラスのものであり、2000年には世界保健機関から、世界で日本がトップと評価されました。

フリーアクセスは、はじめに述べた事以外にもメリットがあります。それは、日本の医療の質が向上するといったこものです。仮に、フリーアクセスがなかったとして、小さい病院は小さい病院で、他に張り合う病院があまりなく、向上意欲が、なくなります。しかし、フリーアクセスがあると、、どこの病院にでも行けるとなるので、大病院に負けないように医療の質を上げようと考えると思います。

慢性的な医師不足について

投稿日時:2014-10-29 21:01:01

医者といえば、一般的には高給で豊かな生活を送っているイメージがあります。しかし、実情は違います。ほとんどの医者は激務に追われ、休むこともままならず、その上給料も見合わないほどしか貰っていないのです。その為、もう何年も前から“医師不足”が社会的な問題となっています。

世界各国と比べても、日本の医師の給料は遥かに安いです。医師になるためには多くの知識と経験を身につけなければ行けない上、本来的に、医師になってからの仕事も過酷です。その上、高齢化が進んだことで、更に医師への負担が増えており、オーバーワーク状態が続いています。そんな状態ですから、医師の数もなかなか増えてこないのです。

しかし、それでも徐々に医師の数は増えてきています。ただ、医療の需要が多すぎて、それに追いついてこないだけなのです。これらの問題は、他の医療従事者にも言えることです。

医療従事者の数が足りないと、そもそも病院は機能しません。これは医療の根本にある重大な問題だと思いますから、早急な解決が必要になるのです。

近年の看護師需要

投稿日時:2014-03-25 21:22:59

医療現場において、看護師の需要は未だ高く、不況による就職難も影響してか看護職を志望する人が増えているようです。看護職志望の学生が増えたことによって、学生を多く入学させたい大学や専門学校が、新たに看護学部・学科を設けるということが増え続けています。

看護志望が増える背景には、最初に書いたとおり「就職難への不安」があるため、志望者の全てが看護系の進路を強く希望しているとはいえないかもしれません。看護師はもともと離職率が高いのが問題となっており、看護職によほどこだわりを持っている人でなければ続かずに辞めてしまう場合が少なくないため、さらなる離職率の増加に繋がる可能性も考えられます。

また、新設された看護学部全てで、適正な教育の質を保てるかも懸念されます。2004年度からは、教員の実績や教育課程への規制が緩和されたこともあり、既に教育能力の不十分な教員が増えはじめているそうです。看護職は責任の伴う仕事なので、看護学部の新設には慎重な審査を望みます。

年齢分布と医療の今後について

投稿日時:2014-03-05 14:11

少子高齢化が問題となっているのが現在の日本です。子供の数がとても少なくなっていて、その反対にお年寄りの数が増えてしまっているというようなこととなっているのです。

現代社会の問題として取り上げられることの多い問題です。この年齢層の隔たりは様々な問題を生み出すこととなっています。

例えば医療費がそうですね。医療費というのは、お年寄りの数に比例して増えていくものなのです。病院へ通うという人はお年寄りのほうが多いわけですので高齢化社会となるとそれは仕方がない問題なのかもしれません。

それにともなってお医者さんの不足にも悩まされています。ただでさえ若者の数が少ないというのに、医師に対する需要というものが高まってきているわけですので、この医師の養成というのは下級の問題となっているのです。

こうした医療費の増大や、お年寄りの数の増加というものに対して医療機関は様々な対策をとらなければならないのかもしれませんね。

国民健康保険と費用について

投稿日時:2014-02-26 10:10

国民健康保険は、戦後の日本が平等という概念のもとに築きあげた優れた医療制度です。国民健康保険料を支払うことによって等しく医療を受けることができます。

日本で仕事をしている外国人も保険料を収めることによって同様に日本人と同じ高い質の医療を受けることができます。このような制度は世界を見渡しても日本にしかなく、優れた制度であることは言うまでもありません。

現在、アメリカの大統領が苦労をしながら日本と同様の国民皆保険制度を導入しようとしていますが、暗雲が立ち込めている状況です。気になるのがその費用ですが、毎月1万円前後の費用を負担することによって3割負担するだけで病院にかかることができます。

高齢者の場合は1割負担から2割負担に変更されましたが、少ない負担で高い質の医療を受けることが出来る制度として確立しています。ただ、高齢化社会の到来によって高齢者にも負担をしてもらおうという考えから、負担額が増えました。

年々医療費が増加してるけれど大丈夫なの?

投稿日時:2014-02-19 14:10

現在の日本は少子高齢化で様々な問題がきかれます。子供が少なくて購買力や生産力が衰えてしまうというようなこともありますし、またお年寄りの数が増えてしまって人口バランスが崩れるというような問題もあります。

そうしたお年寄りの数が増えた時に気になるのが医療費の問題です。医療にかかる費用はお年寄りの数が増えれば増えるだけ増加するというような状態なのです。

そのために医療費が圧迫されるというようなこととなっていますが、しかし日本政府も対策をしていないわけではありません。増税や財政規律を守ることによって医療費の増大に備えていますし、またお年寄りがなるべく健康に過ごして、医療費を使用しないような制作というのもとっているのです。

また、お年寄りはいずれ減少していくこととなりますので、一時的にはちょっと苦しいというようなこととなるかもしれませんが、将来的に考えると大きな問題にはならないかもしれないというわけなのです。